2,000人以上の経営者と面談してきた元ベンチャーキャピタリストが贈る、「夢と歩む」日記
2012/02/20(月)
「常識を疑え!」
みなさん、クマンバチ、知っていますよね
大きくて怖いですね
クマンバチがどうして飛べるか知っていますか
ある記事でそのクマンバチがなぜ飛べるのか、という話がありました。
「クマンバチは航空力学的に絶対に飛べないと言われています。あまりにも小さな羽なので、クマンバチの体重を持ち上げることができない。なぜクマンバチは飛べるのか?それは、クマンバチは“飛べると信じているから”だ。だから、信じることが重要なんだ」
このクマンバチに関する話は、アメリカの大企業GMの会社の入り口にも書いてあるほど、広く知られた“常識”となっており、多くの著名人が本の中でも引用されたため、「信じれば奇跡が起きる」という話の証拠として知られるようになっていました。
実際、航空力学的に分析するとクマンバチの羽は小さすぎるため十分な浮力を得られないようなのです。
信じれば・・・実現する・・・。
精神論ですね(笑)
しかし、その後、クマンバチの飛行について専門家が改めて調査をしたところ、意外なことを発見したのです。
航空力学の常識で考えると、クマンバチの羽が小さすぎなのは間違いないようですが、それは間違った常識でした。
これまでの空を飛ぶ物体は常識では、羽を動かすことで地面に対して浮く力を出します。
しかし、クマンバチの場合はまるで逆でした。
クマンバチは、小さな羽を超高速で動かすことで、羽の上に真空状態を作っていました。
その真空が、クマンバチの体を上に引っ張る力になっていたのです。
簡単に言えば、クマンバチの上から掃除機で吸い上げているような理屈だったのです。
いかがでしたか。
今まで常識と考えてきたこと、実は間違っていること、実際の生活の中では結構あるんだと思うんです。
闇雲に信じるだけでは問題ではないでしょうか。
そしてお話、もう一つ。
PANASONIC創業者の松下幸之助は、社長当時、あるメーカーから更なる1割のコストカットを求められた時がありました。
社員全員が「無理だ。」と結論付けた時に、幸之助さんはこう言いました。
「原価が1割下がらんのやったら、3割下げることを考えたらどうや。」
結局、社員全員全く新しい、画期的な設計・製造で3割削減を実現し、顧客の要望を答え、信用を勝ち取り、さらなる成長を続けていきました。
すごいですね。
1割の原価を下げる時には、従来の延長線上で考えるもの。
つまり、現状の「改善」程度。
しかし、3割なら、設計や生産等を根本から考え直さないと出来ない。
「発想の転換」が必要なんです。
“常識”とは、これまでの歴史や経験の中で一般化された「当たり前のルール」です。
この常識がなければ、さまざまなことをゼロから検討しなければならず、多くの資源が必要となる。
したがって効率化という観点から見ると、常識はとても有益なものです。
しかし、常識は当たり前すぎるため、人はそのこと自体について全く考えなくなる(思考停止状態になる)。
私たちは何も疑わずに同じこと(常識)を繰り返す。
このとき、人の成長は止まるんです。
そうならないためには「常識にだまされないこと」、そして「常識を疑うこと」です。
常識と原理原則は必ずしも一致するとは限らない。
つまり、常識はある側面から見ると正しいが、別の側面から見れば最適ではない可能性がある。
世の中にある、すべてに当てはまる原理原則と、「常識」は似て非なるものです。
一つの言葉や事実を見ただけで、それを頭から信じ込むのではなく、表面の事実を別の角度から見る力を持つことが必要ではないでしょうか?
今回も為になる名言贈りますね!
・デメリットのあるところにビジネスのチャンスがある(小倉昌男/ヤマト運輸元会長)
・ある人は十銭をもって一円の十分の一と解釈する。ある人は十銭をもって一銭の十倍と解釈する。同じ言葉が人によって高くも低くもなる(夏目漱石)
・ゴルフも人生もグリーンから考えると、違った面が出てくる(中嶋常幸)
・いま何がないかより、いま何があるかで発想しよう(斉藤茂太/医学博士・精神科医)
・上司に理解されるようになったら、あなたが時代遅れになった証拠。(中谷彰宏)
・人生には2つの道がある。1つは奇跡などありえないとする道。もう1つはすべてが奇跡であるとする道。( アルバート・アインシュタイン )
・大切なものを捨てることだってあるんですよ。もっと大切なものを失わないためにね。(釣りバカ日誌)
・秩序の破壊なくして前進はないよ。中内功
・バカっていうのは、自分がハダカになることなんだよ。世の中のいろんな常識を無視して、純粋な自分だけのものの見方や生き方を押し通すことなんだよ。だから、バカだからこそ語れる真実っていっぱいあるんだ。(赤塚不二夫)
大きくて怖いですね
クマンバチがどうして飛べるか知っていますか
ある記事でそのクマンバチがなぜ飛べるのか、という話がありました。
「クマンバチは航空力学的に絶対に飛べないと言われています。あまりにも小さな羽なので、クマンバチの体重を持ち上げることができない。なぜクマンバチは飛べるのか?それは、クマンバチは“飛べると信じているから”だ。だから、信じることが重要なんだ」
このクマンバチに関する話は、アメリカの大企業GMの会社の入り口にも書いてあるほど、広く知られた“常識”となっており、多くの著名人が本の中でも引用されたため、「信じれば奇跡が起きる」という話の証拠として知られるようになっていました。
実際、航空力学的に分析するとクマンバチの羽は小さすぎるため十分な浮力を得られないようなのです。
信じれば・・・実現する・・・。
精神論ですね(笑)
しかし、その後、クマンバチの飛行について専門家が改めて調査をしたところ、意外なことを発見したのです。
航空力学の常識で考えると、クマンバチの羽が小さすぎなのは間違いないようですが、それは間違った常識でした。
これまでの空を飛ぶ物体は常識では、羽を動かすことで地面に対して浮く力を出します。
しかし、クマンバチの場合はまるで逆でした。
クマンバチは、小さな羽を超高速で動かすことで、羽の上に真空状態を作っていました。
その真空が、クマンバチの体を上に引っ張る力になっていたのです。
簡単に言えば、クマンバチの上から掃除機で吸い上げているような理屈だったのです。
いかがでしたか。
今まで常識と考えてきたこと、実は間違っていること、実際の生活の中では結構あるんだと思うんです。
闇雲に信じるだけでは問題ではないでしょうか。
そしてお話、もう一つ。
PANASONIC創業者の松下幸之助は、社長当時、あるメーカーから更なる1割のコストカットを求められた時がありました。
社員全員が「無理だ。」と結論付けた時に、幸之助さんはこう言いました。
「原価が1割下がらんのやったら、3割下げることを考えたらどうや。」
結局、社員全員全く新しい、画期的な設計・製造で3割削減を実現し、顧客の要望を答え、信用を勝ち取り、さらなる成長を続けていきました。
すごいですね。
1割の原価を下げる時には、従来の延長線上で考えるもの。
つまり、現状の「改善」程度。
しかし、3割なら、設計や生産等を根本から考え直さないと出来ない。
「発想の転換」が必要なんです。
“常識”とは、これまでの歴史や経験の中で一般化された「当たり前のルール」です。
この常識がなければ、さまざまなことをゼロから検討しなければならず、多くの資源が必要となる。
したがって効率化という観点から見ると、常識はとても有益なものです。
しかし、常識は当たり前すぎるため、人はそのこと自体について全く考えなくなる(思考停止状態になる)。
私たちは何も疑わずに同じこと(常識)を繰り返す。
このとき、人の成長は止まるんです。
そうならないためには「常識にだまされないこと」、そして「常識を疑うこと」です。
常識と原理原則は必ずしも一致するとは限らない。
つまり、常識はある側面から見ると正しいが、別の側面から見れば最適ではない可能性がある。
世の中にある、すべてに当てはまる原理原則と、「常識」は似て非なるものです。
一つの言葉や事実を見ただけで、それを頭から信じ込むのではなく、表面の事実を別の角度から見る力を持つことが必要ではないでしょうか?
今回も為になる名言贈りますね!
・デメリットのあるところにビジネスのチャンスがある(小倉昌男/ヤマト運輸元会長)
・ある人は十銭をもって一円の十分の一と解釈する。ある人は十銭をもって一銭の十倍と解釈する。同じ言葉が人によって高くも低くもなる(夏目漱石)
・ゴルフも人生もグリーンから考えると、違った面が出てくる(中嶋常幸)
・いま何がないかより、いま何があるかで発想しよう(斉藤茂太/医学博士・精神科医)
・上司に理解されるようになったら、あなたが時代遅れになった証拠。(中谷彰宏)
・人生には2つの道がある。1つは奇跡などありえないとする道。もう1つはすべてが奇跡であるとする道。( アルバート・アインシュタイン )
・大切なものを捨てることだってあるんですよ。もっと大切なものを失わないためにね。(釣りバカ日誌)
・秩序の破壊なくして前進はないよ。中内功
・バカっていうのは、自分がハダカになることなんだよ。世の中のいろんな常識を無視して、純粋な自分だけのものの見方や生き方を押し通すことなんだよ。だから、バカだからこそ語れる真実っていっぱいあるんだ。(赤塚不二夫)