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☆鍼灸院の日記帳☆

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2011/07/13(水)
「鍼で体質を変える」

患者さんからよく受ける質問に

「生まれもった体質が、病気の原因になるのでしょうか?」

というものがあります。

体質は病の原因とは直接関係はありませんが

病気になりやすい体質はあります。




たとえば、父親が痛風だと自分も痛風になる傾向があるということです。

だからといって、それが治らないかというと、そうではありません。

私は以前、ダウン症で生まれてきた生後一か月の赤ちゃんに

鍼治療を続けている症例をそばで見ていたことがありますが

顔の表情もだんだん変っていき、通常の子どもと

ほとんど変わらない発達が見られました。





西洋医学では染色体異常が原因のダウン症ですが

東洋医学では別の見方をします。

あくまで心身全体を診ることによって、患者さん固有の病原を突き止め

根本的な快方に向かわせるのです。





また、「アレルギー体質」という言葉があります。

アレルギーが起こりやすい体質だから

体質が変わらないかぎり治らないと思われがちです。

しかし、現代的な疾患になっているアレルギーもまた

はりで治療が可能です。





アレルギー性疾患にはアトピー性皮膚炎や花粉症、喘息などがあります。

40〜50年前にはこうしたアレルギー性疾患は本当に少なかったです。

その代り、体中におできができる子どもがたくさんいました。

時代の流れとともに流行る病も変化するわけですが

アレルギー性疾患は自然環境の変化が

体に影響しているあらわれといえるでしょう。





例えば、喘息は排ガスや工場のばい煙に含まれる

微小粒子状物質が原因ともいわれています。

また喘息には体質が関係しているといわれます。

東洋医学においても、喘息は難病であることに違いはありません。

しかし私が治療したケースを見ても、喘息については

鍼の治療が有効であることがわかってきました。





何人もの喘息患者さんを治療して感じることは

数回の治療で症状が改善した患者さんが

予防のために継続してはり治療を受けているうちに

数年ごとに体質が変わっていくことです。





体質だからといってあきらめずに、食べ物や水

空気も意識しながら正しい治療を続けると

体質を変えることはできるのです。

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