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2011/06/27(月)
「はり・おきゅうのイメージ」
鍼を敬遠する人のほとんどが、
鍼は痛いんじゃないか
怖そうだという印象を持っています。
これは仕方のないことで
鍼イコール注射針というイメージができていて
とくに子供のころいやだった
注射を思い出すのではないでしょうか。
実際には鍼治療で使う鍼は
注射針に比べてずっと細く>(0.13〜0.16mm)
基本的には浅く刺すので
痛みも軽いのです(ほとんど感じません!)。
例外もあることはありますが
基本的に日本ではそうです。
それでも怖い、いやだという方も大勢います。
鍼治療が効くことはわかっていても、
二の足を踏むという方にはごく軽い浅い鍼から始め
慣れてきたら徐々に強い鍼に移っていくようにします。
なぜなら、患者さんに不安があると
鍼を打っても効果が出にくいからなんです。
もっとも鍼灸師の腕も関係します。
下手な人、キャリアの少ない人などの鍼は
たしかに痛いこともあります。
ですから、治療を受けるときには、
遠慮なく痛くしないように頼んでみてください。
痛みは、そのときの体調にも関係していますから
はっきり言ったほうがいいでしょう。
いつもと同じ先生が同じ所に打っているのに、
どうしていつもと違う痛みが
あるのだろうということもありますから。
それでもやはり緊張する
という方もいらしゃるでしょう。
そういうときは
リラックスを兼ねて深呼吸をしてもらい
それに合わせて鍼を刺すようにしています。
なぜなら、人間の筋肉は
吸うときに緊張して硬くなり
吐くときにはほぐれるのです。
ですから鍼を刺すときに合わせて息を吐けば
精神的にも楽な気持ちになることができるのです。