Jazz Pianoの音源を純粋にﾘｽﾅｰ
の立場でﾘﾗｯｸｽして聴く事がなか
なかできません。自分の演奏に取
り入れられる何かを探したり、細か
いところで分析的になったり（時に
は批判的になったり）してしまうか
らでしょう。

My Favorite Jazz Pianistsは10数
人以上いますが、その中の一人が
Kenny Barronで、ほとんどのCDを
持ってます。彼のｽﾀｲﾙはﾋﾞﾊﾞｯﾌﾟを
ﾍﾞｰｽに独自のﾌﾚｰｽﾞやﾊｰﾓﾆｰを
展開させたものですが、全てが斬新
で掴みどころがないというものでは
なく、また（これはいいのか悪いの
か）同じ様なﾌﾚｰｽﾞが何度も出てく
るので採譜も比較的し易いのです。

Kenny BarronがFavorite Pianists
の一人となるきっかけになったｱﾙﾊﾞ
ﾑはThe Red Barron DuoというRed
Mitchellとのﾃﾞｭｵのｱﾙﾊﾞﾑです。
Red Mitchellのｽｳｪｰﾃﾞﾝ自宅で録
音されたものらしく、なかなかいい
雰囲気です。
ﾋﾟｱﾉとﾍﾞｰｽのﾃﾞｭｵものはこれ以外
にもたくさんありますが、かなり気
に入っているｱﾙﾊﾞﾑの一つです。
あまり一般の本などでは紹介されて
いないですが、興味ある方はぜひ聴
いてみて下さい。