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2007年10月よりほぼ毎週発行。忙しなく世知辛い世の中の「心のサプリメント〜」。

2012/02/12(日)
「vol.180 懐かしい未来」

こんにちは。山桜花男です。

2週間ご無沙汰してしまいました。みなさんいかがお過ごしですか?


先日読んだ本にカルチャーショックを受けました。

どう表現するか、うまく伝わるか、自信がありませんが、ボチボチとお話しします。(↓)



■懐かしい未来■

本のタイトルは…『懐かしい未来』。

「未来が懐かしい」って何か変でしょ。逆行するような感じで。

そこがミソなんです。


■懐かしい未来(あらすじ)■

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1975年、ヒマラヤ山脈の西端部ラダックに、著者ヘレナさんが調査に入りました。

そこで見たのは…

近代化以前の伝統的な人々が生き生きと暮らしている姿。
お金はなくても、つつましやかで豊かなラダックの人々の暮らし。

それが…

1980年代以降、急激に起こった観光が貨幣経済を持ち込みます。著者は、近代化によって壊されていく伝統的な生活を冷静に、しかし、深い悲しみをもって描きます。

著者は…

西欧型「開発」の限界と問題点を明らかにし、もっと違う開発が必要である、と説きます。その土地の自然と調和し、世界中の誰をも不幸にしない開発の仕方を求めなければなりません。私たちは、ラダックの人々の伝統的な暮らし、そして「近代化」がもたらした、生活と自然の破壊を学ぶことができます。

以上、[1]のカスタマーレビュー より引用・加筆
-----

著者はラダックが…、

「伝統」から「近代」へ変化していくさまを間近に見ます。

それは、日本を含む先進国がいつか通ってきた道。

その道の、近代化の道の、良い点・悪い点を学び教えてくれます。


■欲と最先端!■

本の内容は次号以降で触れるとして。

読後、こんなことを思いました。


『ラダックの開発のためには、ラダックの人々の「欲」をいかに抱かせるかにある』と、ラダック開発官は言います。[1]

伝統的な生活に不平不満なく幸せに暮らしていたラダックの人々には、我々が日々抱くような「欲」は見られなかったからです。


だとすると…。

我々先進国は今。近代化自体が疑問視されている今。ラダックとは反対に…。

『欲をいかに捨て去るか』が重要な課題なのかな?、と思えてきます。


しかし。

「欲」が当たり前な時代に生れ育ち、その記憶が残っている世代が『欲を捨て去る』のは、難しい。きっと無理。

何代か次の世代になってやっとその記憶が薄れていく。無くなっていく。…んじゃないかなあ。大多数は。


だとすると…。

今。まさに今。3・11後の今。

『欲を捨て去る、捨て去ろうと努める人』は、

 「進んでる〜! 時代の最先端っ!」

ってことなんじゃないかなあ。

なかなかできないことだけど、そんな風に思うんです。


そして。

『草食系』といわれる人々。欲張らない、ガツガツしない人々。

時代の最先端の一端はすでに、『草食系』として現れているじゃないかなあ、とも思うんです。



今号も最後までご精読ありがとうございました。



◆出典・参考
[1]ラダック 懐かしい未来 [単行本]
ヘレナ ノーバーグ・ホッジ (著)
http://goo.gl/x03LS



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◆あとがき
厳しい寒さは続いていますが、徐々に日は長くなってきていますね。

それでは、次号もお楽しみに。


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