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2007年10月よりほぼ毎週発行。忙しなく世知辛い世の中の「心のサプリメント〜」。

2012/01/29(日)
「vol.179 物と私たち」

こんにちは。山桜花男です。

まだまだ寒い、しばれる日が続きますね。みなさんいかがお過ごしですか。


最近頭に浮かんだ、『物と私たち』について。(↓)


■物と私たち■

『物と私たち』について、ざっくり次の3つに分類してみました。

1)物を湯水のように使い、捨てる。不平不満はない。

2)物を湯水のようには使えないから、不平不満ばかり言い、それを打開するために無理しても働く、頑張る。

3)いまある物を大切に使いきれるまで使いきる。


とすると…。

1)の人はほんの一握り。大多数の人は2)の状態にいる。

これまでは2)の人たちは1)に憧れ、少しでも近付こうとしてたんだけれど。。


これからは、とりわけ3・11以降は。

1)よりはむしろ3)を目指す、心するべきなんじゃないかなあ、と思うわけです。

日本人だけじゃありません。全地球人は。


■ぞうきんの心■

と思っていたら、次のような記事に出合いました。

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大阪在住の森さんは洋服のリフォームの先駆者でもある。

「ぞうきんには、日本人のつましくも力強い生き方が凝縮されているんですよ」


掃除機が登場する前のこと。掃除の基本はふき掃除だった。

多くの家庭で、浴衣などの古布と、着物をほどいたときの「抜き糸」を再利用してぞうきんを手縫いしていた。

役割を終えたものは白壁の補強財として活用された。[1]
-----

古布と抜き糸で各家庭でこさえ、古くなると壁の補強財になってた「ぞうきん」。

ぞうきんには、物を大切にする心がしみついていたんですね。

今は、ホームセンターで廉価な「MADE IN CHINA」製品が売られています。


■ぞうきんの効用■

ぞうきんには他にも効用があったようです。

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外から帰った子どもたちは、家のあがりかまちに置いてあるぞうきんできれいに足をふく習慣もあった。「内」と「外」を区別する「けじめの感覚」を、それで伝えた。


だが、ぞうきんがけは森さんにとって「つらい思い出」でもある。

今でもはっきり覚えているのは、冬の寒い日、冷たい水を使った学校の掃除の時間。廊下やトゲが刺さりそうな床板を、しぼるのも一苦労の分厚いぞうきんでぬぐった。

「ぬぐう、という行為の大切さを、あのキリッとした緊張感の中で教えられた気がします。でも、やはりつらかった」[1]
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「けじめの感覚」。「ぬぐう大切さ」。

生きる上でとっても大切な心、心構え。
寒風の中、凍える手で、まさに体で覚えたんでしょうね。

今はどうでしょう。学校の掃除はモップかな?もしかしたら業者さん任せかもしれません。


■物を大切に■

「物を大切に」使い、使いきる。

物が満ち溢れる現代においては、かえって難しいことです。

しかし。

上記の「ぞうきんの心」「ぞうきんの効用」を思えば、現代においても、現代だからこそ、大切な心構えである気がします。

それが、「幸せ」に近付く道であるとも。


みなさんは、

1)をあくまでも目指しますか?

2)を続けますか?

3)に立ち返りますか?


今号も最後までご精読ありがとうございました。



◆出典・参考
[1]朝日新聞 2012/1/28 生活面 31面
生き方凝縮 手縫い雑巾 「つましく・力強く・優しく」
服飾デザイナー 森南海子さんに聞く



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◆あとがき
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それでは、次号もお楽しみに。


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