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岡山野生生物調査会の日記

2014/09/07(日)
「オオシロカゲロウ夜間観察会」

岡北大橋東詰河川敷でオオシロカゲロウの観察会を行いました。

オオシロカゲロウは8月末〜10月頭の夜19時〜20時頃にかけて一斉に同調羽化する水生昆虫です。
一斉にと書きましたが本当に物凄い量で、さながら吹雪の様です。
水銀灯などの強い光に集まる習性を持っています。
大量の死骸が橋げたなど道路上に降り積もるとスリップ事故の危険があります。

同調羽化の要因については、岡山理科大学の学生やこれまでの研究で、
幼虫の時の積算水温、
秋に入って気温水温が低下していることが関係していると言われていますが、詳細はまだ分かっていません。

今回も研究している学生に手伝ってもらいながら行いました。
ライトは蛍光灯を用いました。
19時を回った辺りから次第に飛来するオオシロカゲロウが増え始めました。

最初は雄が多く、雄は亜成虫から再度脱皮後、成虫になります。
後から雌が飛来し、亜成虫のまま脱皮することなく産卵します。
産卵後はすぐに死んでいまいます。

19時15分〜30分にかけて一気に飛来数が上昇し、目の前が真っ白になる程です。
20時を過ぎた辺りから急激に減り始め、後にはおびただしい量の死骸が降り積もっていました。

旭川のどこにこんなにいるのだろうと思うくらい本当に多いです。
参加者の高校生もオオシロカゲロウの数に驚いていました。
自然にはまだまだ分からないことが沢山あります。これからも観察を続けて参りたいと思います。

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