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岡山野生生物調査会の日記

2014/08/11(月)
「第5回旭川源流大学in新庄村1日目」

第5回旭川源流大学が新庄村で開催されました。
中高の理科系クラブを対象に行われます。
今回は芳泉中学校、関西高校、岡山理科大学附属高校から計18名が参加。
スタッフには中学高校環境研究会、野生生物調査会、岡山理科大学の学生、
講師には岡山理科大学の藤木利之先生、斎藤達昭先生、山口一裕先生、
岡山野鳥の会から大塚利昭先生、
地元新庄村森林セラピー協議会から黒田さんに参加していただきました。

台風が通過した直後で天候が心配されましたが、無事、開催することができました。
現地の水量が増加していましたが、無事、開催することができました。

1日目は朝7時にバスで岡山を出発してから、一路新庄村へ向かいます。
最初にふれあいセンターで下車し、笹野村長にご挨拶を頂き、開校式を行いました。

1つ目のワークショップは朝鍋鷲ヶ山登山。
山のふもとからは分かりませんでしたが、山の中はまるで雲の中に入ったかのように霧がかかっていました。
頂上から山道を歩きながら植物の観察を行いました。
ナナカマド、リョウブ、シモツケソウ、ガマズミ、ヤマアジサイなどたくさんの植物を観察することができました。
朝からの登山でしたが中高生はまだまだ元気いっぱいです。

朝鍋鷲ヶ山を下ると、野土路川源流の碑があります。この碑は2012年に建てられたものです。
新庄村には新庄川(毛無山)にも1998年に建てられた源流の碑があります。

源流の碑の側の川は水量が少なかっため、ここで2つ目のワークショップである水生昆虫採集を行いました。
岡山理大の中村研究室の水生昆虫について研究している学生に採り方などを教わりながら採集しました。
採集した生き物を持って、山の駅あじわいの宿新庄の研修室で3つ目のワークショップ、水生昆虫の同定作業とプレゼン作りを行いました。
ここは、2011年に行った第2回旭川源流大学の宿舎でもあります。
今は宿泊はできなくなっており、新庄村が力を入れている有機栽培関連の施設になっています。

始めに中村研の学生からプレゼンで水生昆虫についてスライドで説明を受けてから行います。
トビケラ、カワゲラ、カゲロウの3班に分かれて行いました。
中高生は日頃の部活動で水生昆虫を目にはしていますが、より詳しい同定作業に手こずっているようでした。
同時平行して、カメラで写真を撮り、プレゼンを作って行きます。

途中、ふれあいセンターに戻り、夕食と風呂をはさんでから発表を行いました。
夕食は桜茶屋で山菜など地元の素材を使った美味しい料理でした。
ご飯はお変わり自由で、1日動き回ってお腹が空いたのか、おかわりをたくさんしていました。

4つ目のワークショップはプレゼン発表です。
理大生から3つ、高校生は作成した2つのプレゼンと日頃の活動について各1つずつ。中学生は日頃の活動紹介をしました。
理大生の1つ目の発表は毛無山を中心に行っている土壌生物の研究についての説明がありました。
次に、中村研が行っている下流域(岡北大橋、玉柏)でのオオシロカゲロウについて。
最後に、鏡野町富で行っているオオサンショウウオの研究について発表がありました。
普段目にすることの少ない大学生の発表を聞くことができ、大変勉強になりました。
中高生も学んだばかりの水生昆虫についてしっかり発表していました。

初日最後のワークショップは夜間ライトトラップ観察です。
中村研の学生が用意してくれた蛍光灯を使ったトラップに川から集まってきた水生昆虫を観察しました。
昼に採集したのは幼虫でしたが、今度は成虫です。
ヒゲナガカワトビケラなどたくさんの昆虫が飛んで来ており、皆食い入るように見ていました。

初日だけで5つのワークショップをこなし、内容の濃い1日でした。
23時就寝。

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