アミールカーンの挑戦は残念ながら失敗に終わった。カーンは健闘したが
アルバレスのビッグパンチ一発に眠らさせられてしまった。
スーパーライト級から2階級も飛び越えての挑戦…ある程度の予測は出来ていた。
しかしカーンは予想される未来に抗うように、アルバレスを翻弄し続けた。
そのゲームプランは決して間違っていなかったように思う。
ほんの一瞬の躊躇…その瞬間に飛び込んで来たアルバレスの右パンチ…
すべては一撃で終わった。予測された結末だったがあまりにもあっけなかった。
試合終了後のカーンのインタビュー中に、トレーナーのバージルハンター氏が、
割り込んで入ってきてこう語った。「我々はリスクを背負ってこの試合を受けた。
今度はアルバレスがリスクを背負う番だ。今度はお前の番だ！」…と。
このコメントが何を語っているのか…まだ僕には解らないが、
もしかしたらゴロフキンよりもアンドレウォードとやれということか？
とても密度の濃いミドル級タイトルマッチだった。素敵な試合をありがとうございます。
勝者アルバレスの凄い可能性と、敗者カーンの類稀な勇気に敬意を表します。