インド舞踊家だからこうするべき…ではなく
インド舞踊家を職業にしちゃった私がひとりのオトナとして社会で何をすべきか…ということと自分が何をしたいか、
インド舞踊家＝職業＝道具をどんな風に使いこなして生きるか
ってことが大切だと思う最近の私。

よくよく目を凝らして世界を眺めてみれば、アートでないものなんかなく
すべてがアーティスティック。

すれば
ロクに働きもせず親の稼ぎをあてにして、外国で舞踊を学んできたかつての私が醜く歪み

電車のなかで居眠りする疲れきった見知らぬ隣人の労働服のしわ、ペンキの沁みが美しくみえてくる。

めったにつけない職業についた、と羨ましがられることもあるけど
それがまた、申し訳なくてたまらない。
一生懸命働いていた見知らぬ同国隣人の汗を食って得た技術で生きてること気がして。


暑くなるとインドを思い出す。
インドでのあの恵まれた日々を思い出すと、申し訳なくてたまらなくなる。

あの日々がただの人食いロクデナシを育てたのではないことを客観的に確認できるまではまだしばらく年数が要るようだ。

佳いことをしてきたぢゃないかオマエ！
と自分に向かって言える日が来るように、やっぱり一生懸命になっていたい。

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