今日は練習を早めに終わりにして、１時間以上の時間を使ってミーティングを行いました。
いつもは一方的なティーチングになりがちですが、今回は生徒の意見を聞きながらの本来のミーティングの形をとりました。

「雰囲気は何がつくるのか」
最近の練習は雰囲気が悪い。生徒の野球ノートでよく見る言葉です。顧問としても、もちろんそれを感じ取っていました。では、いったい雰囲気は何が作っているのでしょうか。間違いなくそれは人です。いい雰囲気にするのも、悪い雰囲気にするのも自分たちなのです。しかし、今のチームは「自分たちで」することがとにかく苦手です。顧問に頼り、指示を待ったり、注意してくれるのを待ったり…。自然とこのチームの雰囲気を作っているのが顧問になってしまっています。もちろん顧問もこのチームの一員ではありますが、試合に出ることはできません。そうなると試合（特に大会）で雰囲気を作る人がいなくなってしまい、相手の雰囲気にのまれるだけになってしまいます。

しかし、集団で何かをすることは、とても難しいことだと思います。松高の野球部は１４人しかいませんが、全員が全員同じ気持ちで、同じ考えを持っているとは正直言えません。少人数の中でも誤差があるのです。その差を埋める、ないしは小さくしないと集団として同じ方向に向かうことは難しいです。ただ１人でも多くいい雰囲気、成長したいという気持ちを持っている人が増えれば、その差はだんだんに小さくなるのではないでしょうか。人というのは良くも悪くも流されやすいのです。

１人ひとりが自覚し、いい雰囲気を作ろうと少しでも努力すれば、必ずチームの力は向上するはずです。
「成長することは変わること」明日以降の生徒の様子で、今日のミーティングが意味のあるものになったかがわかります。