とある天空の城にて、少年と少女がなにやら話し合っています。そんな仲
のよい二人を引き裂こうと、ムフカは冷酷に問いかけます。

ムフカ「時間だ。答えを聞こう。私とやり合うのかね？」

　ムフカにはガトリングガン（どっから持って来たかは内緒♪）、少年にはあと一発しか打てない銃があるだけです。少年はまともに戦っても勝ち目がありません。彼は銃を捨て、少女と手をつなぎました。そして、一緒に言葉を紡ぎます。

二人「1型アレルギーに属するのはアレルギー性鼻炎、気管支喘息、花粉症、蕁麻疹、プラウスニッツキュストナー反応、シュルツデール反応、アトピー性疾患などアナフィラキシー反応！」
ムフカ「プラウスニッツ……？　シュルツ……？？」
少女「プラウスニッツキュストナー反応は人のレアギン（IgE）を検出する皮膚反応。シュルツデール反応はアナフィラキシー成立の解析を行うわ！」
ムフカ「待て。まともに戦っては勝ち目がないからといって知識攻めにするのは卑怯ではないか？」
少年「原作のム○カ大佐はそんなセリフなかったぞ！　そっちがその気なら……！」
ムフカ「ぎゃあああ！　私は臨床免疫学にアレルギーがあるのだあああΣ」


　うっわやらせ臭い(;~∧~;)というよりムフカ弱っΣ さっさとガトリングガンをぶっ放せばよいものを(ry


　ムフカがたじたじになった1型アレルギーですが、スギ花粉を始めとして聞き覚えのある疾患が多いかもしれません。アナフィラキシーとは、肥満細胞や好塩基球の表面に付着したIgEとIgG4が、抗原と反応して起こります。その結果、細胞から化学的媒介物質（ヒスタミンなど）が遊離されて起こるのが1型アレルギーです。


　アレルギー反応は他に、2型アレルギー（細胞溶解、細胞毒型）、3型アレルギー（免疫複合体）、4型アレルギー（遅延型、Tリンパ球の反応による）、5型アレルギー（細胞刺激性過敏性）があります。


　2型アレルギーには自己免疫性溶血性貧血、3型アレルギーには血清病やSLE（全身性エリテマトーデス）、4型アレルギーには接触性皮膚炎や橋本病（慢性甲状腺炎）、5型アレルギーにはバセドウ病などがあります。アレルギー性疾患の分類は覚えるのが一苦労です(￣△￣；)


　ですが資格試験は近いし、ムフカは瀕死ですし（？）とにかくやらなければ。