誰かが幸せそうに見えても、その笑顔の裏には隠している寂しさや苦悩があるのかもしれない。

たとえば、
誰かが泣いていたとしても、自分で思うより状況はひどくないのかもしれない。

転がって行って、転がって行って、誰もかもが、そうやって変わっていって、今日はこの人と、明日はあの人と、流れ流れてくっついては離れ、しょーもないといえばしょーもない人生、かけがえがないといえば、それもまたしかり。

動いてる。
まだ続いてる。
それは夢?
それとも、何?
終わったわけじゃなかった。
もう何もかも遠いことだと思っていたけれど、また別の姿で戻ってくる。何食わぬ顔をして、まるでさっきまで話していたような、一緒にいたような顔をして。

何度も幕が上がって、ステージのうえの大道具や小道具、自分の衣装も違う、だけどそれはやっぱりひとつの物語。
誰のためにかはわからない。
上演されつづけるストーリー。
いつか終わるのに、また幕が上がる。