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希望ゼミナールの日記

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2010/07/24(土)
「モンテクリスト伯 -巌窟王-」

教育者として見ておくべき、きっと役に立つという映画を紹介していきます。
今回は『愛と青春の旅立ち』に続く第2弾、『モンテクリスト伯 〜巌窟王〜』です。

若くして商帆船ファラオン号の船長となった、主人公エドモン・ダンテスが、その栄進への嫉妬者や、恋敵【こいがたき】、検事の政治的謀略によって、無実の獄に囚われます。

政治犯が収容された、絶海の孤島に浮かぶイフの監獄で、20年近くにも及ぶ岩牢での生活。
ここからはネタバレになりますので、詳しくは書きませんが、師と仰ぐファリア神父と出会ったダンテスは、ギリギリの所でイフの要塞から脱獄します。

そして自分を陥れた張本人たちへ復讐を果たすために、モンテクリスト伯と名乗って、パリの社交界へ乗り込んでいきます。
アレクサンドル・デュマ原作の『モンテクリスト伯』または別名『巌窟王【がんくつおう】』の映画化です。

この映画の見所は数々ありますが、その1つは、牢獄内でのファリア神父との出会いであり、師匠として万般の薫陶を受けゆく日々です。
自殺さえしようとしたダンテスが、師匠ファリアと出会ってどのように蘇生し、生きる目的を見つけるかという変化が劇的です。

見所の第2は、見事、脱獄を果たしたダンテスが、パリ社交界にデビューする場面です。
見事な舞台設定の元、大きな気球で登場する場面は圧巻です。
これがあの牢獄で20年も呻吟していた同じダンテスなのか、と思うと、そのコントラストが非常に胸に迫ってきます。

原作の『モンテクリスト伯』が新聞に連載されていた当時、1日でも掲載が遅れると、パリ中はもちろんフランス全土が陰鬱の気に包まれたそうです。
時代を超え、全世界で読み継がれている小説です。
この映画を見て興味を持たれた方は、ぜひ原作を読んでみることもお勧めします。

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