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kasugadotsuboの日記

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2010/11/22(月)
「ブル遊でイイフウフの日(2)途中」

翌日、日が昇る前に出発し休憩を入れながら現地まで二人でツーリングする。

現地に着く頃には、ちょうど10時前で目的地は、古風な旅館だった。

「へー。見た目は旧建築なのに、入り口は自動ドアだし、セキュリティも入れてある。なるほど、オーダーの内容がわかる気がするね。
遊星の届け物は?」

遊星は、カーゴ部分から荷物を取り出すと届け先と名前を確かめていた。
「間違いない、ここのホテルだ。フロントで聞いてみよう。」
「じゃあ、僕も一緒に行くよ。そこで聞かないと分からないもんね。」

届け先は、ホテルの支配人でブルーノの仕事も支配人からのものだったようだ。

クロウに連絡を一本入れた遊星は、当然、ブルーノを手伝うことになったのだが、ここから問題多発だった。
ブルーノの予測どおり、電波状態が悪くアンテナを立てることになったため現地で部品を調達し、遊星が屋上に上っていた。

インカムを借りてブルーノと連絡を取り合いながら絶妙の連携を見せる二人にホテルお抱えの電気工事士が、舌を巻くほどだ。

「遊星、アンテナのケーブル長は…。」
「電源からの距離は保っている。防水ボックスも置ける場所を見つけた。設置にかかっていいか?」
山の上にあるホテルの屋上は風も強い。細い遊星の身体が飛ばされないか、ブルーノは下から心配そうに見上げていた。
「足元に気をつけてね。安全帯とカラビナ確認して。」
「大丈夫だ。」
しばらくすると、ブルーノのインカムに電動ドライバーの音が聞こえてくる。

「固定完了。デジタルメーターのセットは…。」
「OK!こっちからリモートでやるよ確認を…。」
「通電確認、接続タイミングの指示を頼む。誤差はこちらで修正する。」
「わかった、遊星に任せるよ。セッティングデータ送信、メインシステム同調。電波の波形は…大丈夫みたいだ。」
セキュリティーサーバーとのアクセスを確認すると、シティの本部のセンターと電話で確認し遊星にOKを出す。

「お疲れ様、もう降りても大丈夫だよ。」
「了解した。」


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この後この後ろに続きます。。。

オシドリ夫婦は、コンビネーション抜群!

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