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Xジェンダーの絵描きXTX・nosumaの日記

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☆ディープに吐露します。☆

2015/07/31(金)
「Xこころ日記(30)ニルヴァーナの愛の個へ。」

7月26日、午前8時50分ごろ、鳥ユニットのメンバーにして、現在最年長の2008年秋生まれの愛鳥、ピーチョロが
ワタシの掌の上で、静かに息を引き取った。後、数ヶ月で7歳の誕生日を迎えるはずだった。大柄の目の大きな、とても食いしん坊なインコさんだった。

半年ほど前から徐々に体調を崩して、一日の大半をケースの中でうずくまって眠っていたので、いつかはこんな日が近いとは思っていたけれど、余りにも早い虹の袂への旅立ちにまだ、信じられない気持ちが残っている。命の世界はいつも残酷で理不尽だ。旅立ちの日、皆に順に仮のお別れのために掌に乗せて5羽のインコたちに、姿を見せて回っている時、あの個の目から涙が流れてきた、ワタシはこの光景を過去に一度だけ知っている。

この個のことを無意識にあだ名で「ピーちゃん」と呼んでいた。この名前は、ワタシが幼稚園の頃に生まれて初めて出会ったグリーンのインコさんの名前だ、この世で初めての「死別」に際してピーちゃんを掌に乗せたまま、号泣していた中学生のワタシの
手の上で、ピーちゃんも涙を流した、今でもはっきり覚えている、そしてそれは、ワタシがこの世界に
魂が存在していることを教えてくれた神秘的な出来事だった。あの日、涙を受け止めた手を洗いたくなくて、
なんとワタシは3日ほど、お風呂の時も手をビニールで覆って入っていた。衛生士が聞いたら卒倒しそうな
ことをしていたものだ。

さて、あの個のことを一体どこから語ろうか、先に虹の袂へ旅立った、パルパルとラッキーとは、とても深い繋がりがある、ピーチョロがうちに来たきっかけは、パルパルとラッキーが余りにも熱心に2羽で寄り添い、卵を産んでいつも温めているのを可哀想に思い、出来れば2羽の間の子として、養子にできないかと思い立ったからだった。結論から言うと、それは失敗したのだけど;ピーチョロは何故か、幼い頃に出会った、ラッキーに一目ぼれしたらしく、ずっと片思いをしていた。

なにせ、パルパルとラッキーは歴代のうちのインコさんの中でももっとも、最強のラブラブカップルだから、
全く隙がない。とは、いうものの、ピーチョロ自身も、ラッキーと同い年の少しジャイアンな性格のハッピーに押し切られて、めでたくカップル化していたのだけど、、それにも関わらず隙を見てはラッキーにモーションをかけて素気無くあしらわれていた。この個は良くも悪くも(悪くはないよ?)自分の思いに正直に、

恋に生き
「愛に生きたインコさん」だった。

雛の頃はとてもとても目が大きく、事あるごとに「ピーちゃん目が大きいね」ばかり育ての親に言われていたけれど、年の割には落ち着いた様相からワタシは「ニルヴァーナ(悟り)の個」と呼んでいた。

そして月日は流れ、嫌でしかたがなかった陰湿な岡山県から、そして毒親の元から離れ、神戸へと引越して来て現在。あの個もワタシも環境が随分と変わった。

ラッキーとピーチョロ、それぞれのパートナーである、パルパルとハッピーが先に虹の袂へと、旅立ち。
別々のカゴとはいえついに片思いに終止符が打たれたかと思った矢先(ごめんね、正直に言うとワタシが離していたのでそれはなされなかった。)昨年ラッキーもパルパルの後を追うように、虹の袂へと旅立った。

その後、ピーチョロは同じく懲りずに、ワタシがパルパルとピーチョロの養子にしようとして失敗した、パンセとルリンの内、どことなくエキセントリックでラッキーに少しだけ似ているパンセに求婚するも、横から割り込んだパールマリンにまた押し切られカップル化;パンセはハルゥとカップルに。そして、また片恋しながら生活…2度も懲りないのは、育ての親に似てしまったのか…。

とは、言うもののこの個はかなりモテインコさんだった。性、年代問わずに愛されていた、幸せな個。
まさに愛の鳥「サランセ」。そして、清らかな涙を流した、

魂のある個。

ワタシの言う「個」は個性の個で、ゆるぎない命の個、と言う意味。

また元気に生まれ変わっておいでよ、たくさん餌を用意して待ってるよ!でも、また食べ過ぎないでね。
まだまだエピソードは語りきれないほどあるけど、またいつか順を追って…ね。

もう悲しみで泣かなくてもよいように、
お互い幸せな世界でまた生きようね!

ニルヴァーナの個、ピーチョロへ。

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