徒労、徒労、徒労、徒労、徒労………………………………………………そしてまた徒労！

これ程までに、人の行動原理を踏みにじり、やる気をことごとく削がせ、気分を萎えさせ、
全てを灰燼に帰す怪物を他にワタシは知らない。

どんなにその直前まで、高揚して、モチベーションを高め、そして挑み、期待と
愛情をもってして接していたとしても、ひとたびその怪物に睨まれれば、たちまち
萎縮して、生命活動は致命的なダメージを受け、
そして、涙と失望と、怒りとなにやら得体の知れないもやもや感に取り付かれ、
息をするのも面倒になり、そしてまた浅い呼吸と共に
酸素を求めて水槽の魚のように天を仰ぐ、

残るは不毛な自責の念のみ。

自分はいったい何をしてきたのだろう…何が足りない？
どうして伝わらない？何が必要？

努力なのか？愛なのか？信頼？友情？戦略？説明？それとも露骨に金なのか………？

無明の荒野に放り込まれて意識の中でぐるぐると堂々巡りの行脚をする。

それこそまさに不毛だ！

涙に暮れてパソコンの画面を落とす、うな垂れた首にはお守りのペンダントひとつ。
最近これが手放せなくなっている、綺麗な黒、漆黒の闇、ブラックオニキス。
邪を祓い持ち主を守るのが役目の小さな石。

あの怖い怪物を倒してくれないか、そう呟いても虚しく響く、それも徒労。

不毛と徒労はとても仲が良いらしい、自分にもそんな仲のよい（もちろん、非恋愛であることはアセクの癖）
誰かが現在居ると良いのだけど。
ああ、涙の訳はこれか、アホラシイ、本当に徒労だ！