さて、では前日の続きより、
「映画プロメテウス」のキーワード
に沿って、ワタシが「精神グッズ」と関わっている内に気が付いた、「世界の宗教」に共通する
あるシンプルな”神様の誕生する心性”について明記しておこうと思う。

先に述べたように、ワタシ自身も露骨に「社会的な人間」である以上、巷に流れる鬱屈した空気や、自分自身の困窮部分に目を背けられなくなった時、それでも気持ちを「安定」させようとして、
「精神系グッズ」を求めている部分はある、
これがソフトな「宗教」といえばそうなのかもしれないけど、

「精神系マーケット」に入るきっかけは”とある○○の不安”で巻き込まれていること、此処は
もう疑いようもない部分で導入に至る”動機”となっている、

そしてその「解決/回答」に当たる「効能」がはっきりしない為、ずるずる「本物」を求めて
さすらうこと、数年間…正に「大商人（宗教）」の思う壺である、映画ではその「効能」の部分を「人類の起源」として売りに出していたけど、まさしくソレです。

良心的なマーケッターはそこに心を痛めて、オークションのe-Bayでは、最近になって「魔術系や呪術」関連などの出品を禁止にする方針を打ち出したそうだけど、
まあ、一神教が根深いの海外オークションだから、別の狙いもあるのかもしれないけど、
”禁止”にされたからと言って”不安”や”欲望”は簡単には捨てきれないのがまた人の性、

「頭」では「マーケット」だよな…と思いつつ、ざわつく気持ちが抑えられず、つい気分転換に神社、仏閣、精神系のお呪い書物の旅に出かけたワタシがこの目で見たものは………！
「人類の元となった宇宙人の神」ではなく、「打ち首にされた者の首塚」「地獄巡りの入り口のお墓」「政治的に失脚させられて無念の死を遂げた○○の奉られた神社」「非業の死を遂げた有名な○○のお墓」etc.某所では「人柱にされた後、災いが続き、後に鎮魂の為に”神”として奉った神社」も各地にある。有名な靖国神社も露骨に戦後に「兵士」を奉っている。
人の”不安”な心性は時代を超える、今は世界でも一早く「大の宗教」の戦略からは脱却している日本だから、今後「イジメ」や「貧困」による「自殺」が増えても鎮魂のために「神として奉る」ことはしないだろう。しかし、スケープゴート（人柱）的に誰かをイジメ殺した後、ふと怖くなって
「ナニか」にすがることはあるかもしれない、その時また形を変えて「神様」が誕生するかもしれない。

不安⇒”スケープゴート”⇒反省⇒”神様の誕生”。のリサイクルを辿って。

それが、一神教なら露骨に「神の子＝スケープゴート」は一人だし、他に比較がないので気が付きにくい、
そういう意味で「流行」を定着させるには有効な戦略だろう。
だから今時、露骨なプロパガンダでも垂流せる。但しこのマーケットの受け手は「予め絞られている」。売れれば良いのです”世界恐慌時代”では。

「欲望」の神様より「不安」の神様が強い時代。


何故、世界の宗教に共通して「罪」や「業」が出てくるのか、それは「人類の起源」を現しているのではなく「不安の解消」に失敗した「いまここ」を生きる「個人」の安直なスケープゴート願望が発端になっていることを予め肝に銘じておきたいと思う。

と、言う訳で今回は『クイアな必然』とほぼ同時配信だったのだけど、今後本当に
『Xジェンダー』のための”マーケット”を確立していきたいと願ってる。
険しい道のりかもしれないけど、

本当にやりたいこと

が”幸せ”でなかったなんてことも
また少ないと思うので、ブレないで”幸せ”な大変を乗り越えていきたいな。