無料ケータイHP

Xジェンダーの絵描きXTX・nosumaの日記

累計アクセス:19976
☆ディープに吐露します。☆

2012/08/27(月)
「Xこころ日記(15)治らない病。」

月曜日から鬱々としているのは単に月曜日症候群なだけでなく、月末の金欠病に加えて、
今回は愛鳥の内の一羽がやっかいなお腹の病気に罹って獣医さんの世話になっているためでもある、
お腹に液体がたまってそれを再吸収するための薬を出してもらい、超音波で状態を確かめてもらい
数週間、痛い財布を開いて高い治療代と遠方まで鳥専門の獣医さんに掛かり往復して今のところ…全然効き目はない、むしろ悪化している、お陰で鬱な心境に。

しかし本当の問題はソコではない、問題は……
散々あちこちで自分は「鳥大好き人間だ」と言っているけど全てのインコさんを平等に愛しているわけでない、実のところ、この個、ハッピーに対しては何故か雛から育てているにも関わらず、余り
愛着を感じていないんだよ。

この個は雛のときから陰気な個でインコにしては珍しく、陽気の欠片もなく集団行動は嫌いで一羽で遊び、性格は強気の個には弱きだけど、弱そうな相手はトコトン苛めるというジャイアンのような性格で、それでも時折思い出したように肩に乗ってくる、その一時だけはカワイいとは思うのだけど、いざ問題を起こしてくれると、なんとなく憎らしく思えて、そんな風に思う自分の方が悪いとは思うのだけど、疎ましく思うときさえあった。

正直、ハッピーに対する自分の愛情は他の個に比べて遥かに少なく、まるで目の前にいるのに
遠くにいる個みたいに、あの個のことを突き放して眺めていた。それも嫌みったらしく、それでも
「愛情」をきみにも注いでやっているんだよっと、上っ面だけ”育ての親”面しながらね。

そう、この個に対する自分の態度は正に「実母」が自分に対して無意識に常時向けていた「視線」と同じもの、それに
イヤというほど気付かされたのは、前借家に母とインコたちと住んでいた時、ハッピーが何かの拍子に壁の穴の中に潜り込んで出てこなくなった、それは2回目で一度目は天井裏に潜り込んだ時、
その時は天井の木の板を包丁でこじ開けて天井裏に自分自ら上がり、この人騒がせなインコを背中に乗せて救助した。その時は彼女は飲まず食わずで丸一日経っていたから危険な状態だったろうに、

あろうことかまた懲りずに壁の中に潜り込んだ。
その時、自分の取った態度は今思い出してもびっくりするぐらい「怒り」
を顕にして壁の中の小さなインコに怒鳴り散らした。
心配や、可哀相ではなくなんで

「お前のために自分がこんな面倒な思いをしなきゃいけないんだ」と言う
「自分のための怒り」だけ、それは子どもの頃、実母が自分を怒鳴る時の態度とそっくりだった。
直後に自分のそんな心境に自分で気が付いて愕然としたのを覚えている。

ワタシは無意識に「母」が自分に対してし続けた冷淡な態度をそっくりそのままあの可愛げのない
インコに投影していた。
そのことに気が付いてからはもっと優しくしてあげようと努めて態度を軟化させていたのだけど、
それでも他のインコへの愛情の半分でもあの個に向けていただろうか。。。

そして、今になってのあの個の病気である、かわいそうと思いつつ、どうしてこんな経済的に大変な時に…治療の効果もない病気なんかに、あの個はまた「自分に迷惑をかけて」と残酷な「実母」と同じ心の歪みに悩まされつつ投げたくなる自分の心境をなんとかコントロールして、治療費を工面する
月曜日の朝の小さな根深い病の話。
「ハッピーごめんな。きみはまだ生きている」

ログイン


無料ケータイHP


FC2無料ケータイHP