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Xジェンダーの絵描きXTX・nosumaの日記

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☆ディープに吐露します。☆

2012/08/03(金)
「Xこころ日記(11)」

なんで『カミングアウト』したのか、寝不足気味の頭でぼんやり考えてみた。

・先ず『Xジェンダー』がセクシャル関連では比較的新しい言葉であること。

ワタシは子どもの頃から”X”的状況を『用語』など知らずとも『内なる直感』或いは野生の勘とでも言える感覚を取得しながら生きていた。『Xジェンダー』と言う言葉にやっと出会えたのは実に三十路を過ぎてからだ、それまでは試行錯誤しながら、自分自身にしっくりきそうなセクシュアル/ジェンダー用語を時に造語しながら、創意工夫でなんとか乗り切ってきた。

だから”嬉しかった”。
ようやく時代がワタシを消さずに居場所を用意してくれたみたいに。
絵描きのワタシはどちらかと言えば、言語よりもビジュアルを重視する、そんな自分でも
腑に落ちて、あっこれが「自分の居場所を現す言葉だ!」とこれまた直感(野生のw)でわかった瞬間の数年前の自分の気持ちのすがすがしさは今でも昨日のことのように覚えている。

つまり第一に自分で居られる喜びがあって『カミングアウト』したんだ。

”苦しみ”や”悲しみ”も理不尽さに対する「怒り」も勿論アル。それも一つの動機付けだ。
でも、それを超えるほど、自分の内の『命』の欲求が此処に居るよ!と叫んだから、ワタシは
こうして此処に居る。

第2にネットだとついうっかり浸透しているのではないかと思われがちな虹色関連の用語も実は、リアル社会では殆ど無視されて『存在していない』ことにされている、地方都市に至ってはトランスさえ「ナニソレ?」と言われた事があって驚愕した。それ故、Xにおいてはいわずもがなである。
やはり「誕生」を自覚したら無視されたり誤解や曲解されたら寂しい。

だから自分が第2の理由としてあげるならその「寂しさ」が動機になっている。
無視されたら、なかったことにされたら寂しい、痛い、辛い、そして

悲しい。

そして、それがあんまり続くとなんでこんな不当に扱われるんだと腹が立つこともある。

だから第3の理由は「怒り」。

第4は…これからはじまるカミングウアウト前後のワクワク感や創作への意欲、過去から現在、そして未来へと続く。「希望」。それはともすれば挫けそうになって、見失いそうになる、第一の動機の「喜び」とこれから始まることへの密かな「楽しみ」。

全ての”動機”は失われることなく連鎖して、そして独自の煌きを持って、内に育み、外へと旅立ち、また循環し続ける。

「孤独」で「自由」で「創作」の産物である『自己』と共に、カミングアウトは
「喜怒哀楽」を認識する壮大な旅でもあり日々の些細な糧でもある。

そんな一、『Xジェンダー(XTX)』の告白。


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