「大金を持った貧乏人のように暮らしたい」



金持ちは大金を持っても、喜ばない。

既に十分持っているから。


貧乏人は小銭にだって喜ぶ。

持っていないので、小銭でも助かる。

大金なら、なお嬉しい。

☆

人は持ってしまうと、その有り難味を忘れる。

満たされていると、そこにある幸せを忘れてしまう。

そして、渇きはそれを思い出させる。

☆

ただ、大金は人を変えるので、注意しないと。

金に溺れると危ない。


お金に溺れるのではなく、お金を持っていても、ほどほどに使えばいい。


あることを喜び、

使う分だけ使い、

驕らず、

ただしたいようにする。

☆

そして、金を得ることで柵（しがらみ）ができることもあるので、注意せねばならない。


金が無いのも不自由だが、

金に縛られるのも不自由だ。

金に縛られなくても、

金と同時に得たもので縛られるかもしれない。



「大金を持った貧乏人のように暮らしたい」



自由に…