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⇒石に枕の携帯日記

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Webの「枕石漱流 日記」の携帯出張版です。

2009/08/12(水)
「[格言]ヘレン・ケラー(1)」

「悲しみと苦しみは、やがて、思いやりの花を咲かせる」



そう信じたい、でも、それには時間がかかるだろう。

何より、まず、悲しみと苦しみを受け容れねばならず、

それに時間がかかる。



小さな悲しみや苦しみは、ほどなく流れる。

でも、大きな悲しみや苦しみは、流れない。


まず、つまる。

大きすぎてつまる。


そして沈む、

重すぎて沈む。


大きすぎて、入りきれない。

重すぎて、流れきれない。


そりゃそうです。

それだけ、大きくて、重いのだもの。



そういうものが、

だんだんと入ってきて、

だんだんとほぐれ、

やがて流れる。



時に、毒も出る。

時に、怒りも湧く。


長らく詰まっていたので、ビックリするようなものが、出たりする。


でも、それも道理。

大きなものが詰まっていて、

やっと、流れ出したから。


そして、それを経てこそ、収まってくるのでしょう。





そんなものが肥料になる、

そんなものが糧になる、



そして、思いやりの花を咲かせる…

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