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Webの「枕石漱流 日記」の携帯出張版です。
2008/12/07(日)
「アレルギー反応や慢性痛との類似3」
ところで、この間、NHKで「アレルギー」について特集されていたのですが、
アレルギーの仕組みというものとコンプレックス(その防御反応的な側面)について類似点を感じました。
仕組みを大雑把に解説すると以下のようになります。
我々の祖先にあたる哺乳類は、吸血ダニや寄生虫に対抗するものとしてIgEによる免疫を獲得しました。
例えば、吸血ダニに一度血を吸われると、その時体内に入ってくる酵素に対するIgEが免疫細胞によって作られます。
そして、次に吸血ダニが血を吸おうとした時、吸血ダニの出す酵素をIgEが捕まえて、炎症物質を皮膚の中に放出。
血と共にそれを吸った吸血ダニは、逃げ出すかショック死することになる。
このように、IgEによる免疫のおかげで、我々の祖先は吸血ダニや寄生虫を撃退し、滅亡することなく、生き残ることができました。
しかし、環境は激変。
(ある程度)清潔で整備された住居に住む我々は、吸血ダニや寄生虫の脅威に曝されることは、ほとんどありません。
すると、IgEはその攻撃の矛先を、人間にとっては無害な、花粉に向けるようになってしまったそうです。
花粉が持つ成分は、吸血ダニが持つ成分と似ているのだそうで、
そのため、花粉が鼻や目に入ると、吸血ダニに襲われたと勘違いする。
同じ反応が起こってしまうそうなのです。
(「NHKスペシャル|病の起源 第6集 アレルギー 〜2億年目の免疫異変〜」より)
アレルギーの仕組みというものとコンプレックス(その防御反応的な側面)について類似点を感じました。
仕組みを大雑把に解説すると以下のようになります。
我々の祖先にあたる哺乳類は、吸血ダニや寄生虫に対抗するものとしてIgEによる免疫を獲得しました。
例えば、吸血ダニに一度血を吸われると、その時体内に入ってくる酵素に対するIgEが免疫細胞によって作られます。
そして、次に吸血ダニが血を吸おうとした時、吸血ダニの出す酵素をIgEが捕まえて、炎症物質を皮膚の中に放出。
血と共にそれを吸った吸血ダニは、逃げ出すかショック死することになる。
このように、IgEによる免疫のおかげで、我々の祖先は吸血ダニや寄生虫を撃退し、滅亡することなく、生き残ることができました。
しかし、環境は激変。
(ある程度)清潔で整備された住居に住む我々は、吸血ダニや寄生虫の脅威に曝されることは、ほとんどありません。
すると、IgEはその攻撃の矛先を、人間にとっては無害な、花粉に向けるようになってしまったそうです。
花粉が持つ成分は、吸血ダニが持つ成分と似ているのだそうで、
そのため、花粉が鼻や目に入ると、吸血ダニに襲われたと勘違いする。
同じ反応が起こってしまうそうなのです。
(「NHKスペシャル|病の起源 第6集 アレルギー 〜2億年目の免疫異変〜」より)