キース・アニアンが、教育（エデュケーショナル）ステーション E-1077 に迎え入れられてから、４年。

新しい存在が、また迎え入れられる。

教育ステーション E-1077、
現体制における教育の最高学府、
エリートの養成機関、
みなの憧れの場所。

そして、保護された安全な空間。

羊の牧場。


セキ・レイ・シロエ、

熱き炎、

飼いならされることを嫌い、
何かとキースに突っかかる。

あからさまな敵意。

☆

そして、その奥にある、恐怖。


ボクノ、タイセツナモノヲ、ウバウナ、

ボクハ、ワスレナイゾ、

ボクハ、ヒツジニナンカ、ナラナイ、


呑み込もうとする存在、

それに抗う存在、


表に出るもの、

奥にあるもの…


尖った敵意と、

奥にある恐怖…

☆

来るものがあると、去るものがあって…

感情こそ大事にしようとするもの、
感情よりも大事なものがあるもの、

それぞれに、大事なものがあって…


去るものがあって、
それから（内に、胸に）生まれるものがあって…

それぞれが、それぞれのの道を進んでいく…


何が正しいかなんて、

誰にも、分からない…