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Webの「枕石漱流 日記」の携帯出張版です。
2007/04/19(木)
「地球へ…@ 監視するもの」
「地球へ…」の世界では、巨大コンピューターが人類を管理し、監視しているようです。
巨大コンピューターによる、人類の管理・監視――
このモチーフは、「地球へ…」に限らず、数々のSF作品で使われてきました。
何故、このモチーフが多くの作品に使われるのかというと、
人間の深層心理の中に、それと<つながるもの>があるからなのかもしれません。
☆
実際、そういうのは、現実にもあると思います。
いや、別に、政府の陰謀論を想像するわけじゃないですよ。
旧共産圏の話をしているのでもありません。
(かといって、絵空事を言うのでもないつもりです)
もっと、身近にあるんじゃないですかね。
<監視する存在>というのは…。
だから、カタチを変えて、SF という、物語の中に出てくる。
☆
「見守る」というのは、素晴らしいことですが、 それも過ぎると、「監視する」ということになりかねません。
人間がいろんなものに追われていた時代は、 忙しいですから、
子供を気にかけながらも、ある程度の距離をとることになります。
かまいたくても、かまえないんですね。
しかし、時代が進んで「余裕」が出てくると、 子供をかまう<時間>が出てくる。
そうなると、今までは適度に距離が取れてたのが、
意識して距離をとらないと、ベッタリしてしまうことになる。
子供をかまうのはいいのですが、
「見守る」ということをやるのは、意外と難しいと思います。
かまいすぎると、
抱いているようで、締め付けていたり、
見守っているようで、監視したりしてしまいます。
かといって、突き放したり、放置するのは違う。
余裕が出たおかげで、こういう難しさまで出てきたんですね。
☆
子供は敏感ですから、それをどこかで感じてしまうんでしょう。
しかし、それを意識化するには幼すぎるし、 カタチにする言葉も、まだ持ってなかったりします。
だから、表面上は問題なく成長したとしても、 心の奥に、処理されないまま、そういうのが残ったりするんでしょう。
そして、その潜在的な「怖れのようなもの」が、 物語の中に、カタチを変えて出現するのかもしれません。
そして、大事なことは、
我々だって、この間までは子供だった、ということです。
☆
「地球へ…」の世界では、 必然や事情と矛盾が絡み合った世界の秘密があったり、
「目覚めの日」という言葉が出てきたりしますが、
本当の意味での「目覚め」がどのようになるか、
楽しみに、視聴したいと思います。
巨大コンピューターによる、人類の管理・監視――
このモチーフは、「地球へ…」に限らず、数々のSF作品で使われてきました。
何故、このモチーフが多くの作品に使われるのかというと、
人間の深層心理の中に、それと<つながるもの>があるからなのかもしれません。
☆
実際、そういうのは、現実にもあると思います。
いや、別に、政府の陰謀論を想像するわけじゃないですよ。
旧共産圏の話をしているのでもありません。
(かといって、絵空事を言うのでもないつもりです)
もっと、身近にあるんじゃないですかね。
<監視する存在>というのは…。
だから、カタチを変えて、SF という、物語の中に出てくる。
☆
「見守る」というのは、素晴らしいことですが、 それも過ぎると、「監視する」ということになりかねません。
人間がいろんなものに追われていた時代は、 忙しいですから、
子供を気にかけながらも、ある程度の距離をとることになります。
かまいたくても、かまえないんですね。
しかし、時代が進んで「余裕」が出てくると、 子供をかまう<時間>が出てくる。
そうなると、今までは適度に距離が取れてたのが、
意識して距離をとらないと、ベッタリしてしまうことになる。
子供をかまうのはいいのですが、
「見守る」ということをやるのは、意外と難しいと思います。
かまいすぎると、
抱いているようで、締め付けていたり、
見守っているようで、監視したりしてしまいます。
かといって、突き放したり、放置するのは違う。
余裕が出たおかげで、こういう難しさまで出てきたんですね。
☆
子供は敏感ですから、それをどこかで感じてしまうんでしょう。
しかし、それを意識化するには幼すぎるし、 カタチにする言葉も、まだ持ってなかったりします。
だから、表面上は問題なく成長したとしても、 心の奥に、処理されないまま、そういうのが残ったりするんでしょう。
そして、その潜在的な「怖れのようなもの」が、 物語の中に、カタチを変えて出現するのかもしれません。
そして、大事なことは、
我々だって、この間までは子供だった、ということです。
☆
「地球へ…」の世界では、 必然や事情と矛盾が絡み合った世界の秘密があったり、
「目覚めの日」という言葉が出てきたりしますが、
本当の意味での「目覚め」がどのようになるか、
楽しみに、視聴したいと思います。