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⇒石に枕の携帯日記

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Webの「枕石漱流 日記」の携帯出張版です。

2007/04/19(木)
「地球へ…@ 監視するもの」

「地球へ…」の世界では、巨大コンピューターが人類を管理し、監視しているようです。

巨大コンピューターによる、人類の管理・監視――

このモチーフは、「地球へ…」に限らず、数々のSF作品で使われてきました。

何故、このモチーフが多くの作品に使われるのかというと、
人間の深層心理の中に、それと<つながるもの>があるからなのかもしれません。



実際、そういうのは、現実にもあると思います。

いや、別に、政府の陰謀論を想像するわけじゃないですよ。
旧共産圏の話をしているのでもありません。
(かといって、絵空事を言うのでもないつもりです)

もっと、身近にあるんじゃないですかね。

<監視する存在>というのは…。

だから、カタチを変えて、SF という、物語の中に出てくる。



「見守る」というのは、素晴らしいことですが、 それも過ぎると、「監視する」ということになりかねません。

人間がいろんなものに追われていた時代は、 忙しいですから、
子供を気にかけながらも、ある程度の距離をとることになります。

かまいたくても、かまえないんですね。

しかし、時代が進んで「余裕」が出てくると、 子供をかまう<時間>が出てくる。

そうなると、今までは適度に距離が取れてたのが、
意識して距離をとらないと、ベッタリしてしまうことになる。

子供をかまうのはいいのですが、
「見守る」ということをやるのは、意外と難しいと思います。

かまいすぎると、
抱いているようで、締め付けていたり、
見守っているようで、監視したりしてしまいます。

かといって、突き放したり、放置するのは違う。

余裕が出たおかげで、こういう難しさまで出てきたんですね。



子供は敏感ですから、それをどこかで感じてしまうんでしょう。

しかし、それを意識化するには幼すぎるし、 カタチにする言葉も、まだ持ってなかったりします。

だから、表面上は問題なく成長したとしても、 心の奥に、処理されないまま、そういうのが残ったりするんでしょう。

そして、その潜在的な「怖れのようなもの」が、 物語の中に、カタチを変えて出現するのかもしれません。


そして、大事なことは、

我々だって、この間までは子供だった、ということです。



「地球へ…」の世界では、 必然や事情と矛盾が絡み合った世界の秘密があったり、
「目覚めの日」という言葉が出てきたりしますが、

本当の意味での「目覚め」がどのようになるか、

楽しみに、視聴したいと思います。

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