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2015/02/07(土)
皆さんこんにちは、！
さて、千葉大病院に変わって、それから、のお話です：
２０１３年６月１９日
千葉大病院にて一通りの検査が終わり主治医のＨ先生から以下の話をお聞きしました。
① がんの進行状況： ステージX 封印
② 治療方法： 抗がん剤治療のみ（手術不可）
③ 治癒の可能性 封印
④ 余命 封印
⑤ 最初の抗がん剤 来週から２週間入院して腎臓が抗がん剤に対処できるか検査後投与。
⑥ 病名 胃がんを原発とし肝臓に多発性のがん
さて、人間たるものここで何を考えるでしょうか？ ：仕事のことか？（この頃、余命を宣告されたがん患者の官僚さんが抗がん剤を国会等で飲みながら法案を完成させてから、お亡くなりになった美談や、有名な脚本家が、胃がんになって余命を宣告されると生きてる間に何本の芝居を書けるか考え、実現させた話が新聞に載ってました）。家族のことか？、お金のことか？、親のことか？、死後の世界のことか？、はたまた何も考えないか？ 本当に人それぞれでしょう。 私のそれは、まず４９歳で膵臓がんでなくなった自分の父親のことを思い、｢俺もがんだよー。」と話しかけました。１５歳の時に父を亡くし、寂しく苦しい人生経験を持つ自分は、３人の息子たちには、決して同じ想いは、させないで生き抜くぞ！がんとの戦いに負けないぞ！と戦闘モードに入りました。
次に考えたのはがん等でお亡くなりになった芸能界の人々です：松田優作、石原裕次郎、成田三樹夫、小池朝雄、勝新太郎、若山富三郎、渥美きよし、先代貴乃花、鶴田浩二、特に優作のことは思いを巡らせました。入院など一度もなく、風邪以外の病気らしい病気をしたことのない僕だから、手の届かない芸能界の人々しか病気の手がかりがなくて、ワラをすくう気持ちで思ったんでしょう。
お話の角度を少し変えます： 僕は、英語を聞き会話をする力が弱いんです、しかし時代の波の中にいて、神奈川大学の給費制入試で合格し貿易学科を卒業してるだけで、海外事業が人手不足だからと云うだけで、英語力なんてたいして確認もせず中小の上場会社には今では考えられないくらい簡単に入れました。入社後、英語の勉強もしました、海外にも行きました、でも、世間知らずでワガママな僕は、３４歳の時に、脱サラしてファミリーマートをオープンさせます、楽しかったこと、簡単だったこと、お金は貯まるは、うまいもんに囲まれてるは、バイトは優秀だし言うこと無しでした。次に始めたのは、ラーメン花月（チェーン店のラーメン屋）です、ここで僕は厨房の仕事に目覚めてしまいました、今まで僕の人生で出会ったエリートでスーツ姿の男たちとは、１８０°違ったガテン系の厳しく無愛想ですごい調理技術を持った不器用な人達です。僕は、彼らに本当によく怒られました、何度も失敗しました、夏の暑さで厨房内は５０°以上になって店の裏で何度も星空を見ながらぶっ倒れてました、チーフは、青山の名店でフランス料理を学び、フランスに留学していた厳しい人でした、｢そんなことやってたらラーメン屋になっちゃうぞ！」が決まり文句でした。そして、オープンしたラーメン花月は繁盛し今でもやっているようです。その後更にラーメンの秘技を極めようと自ら一岡家を立ち上げます。
長々と簡単な僕の職歴等をお話した理由は、僕は、レールを外れてしまった人という事の確認なんです、だから結果として本当にいろいろな種類の人に出会うというメリットがありました。
やっとこの日記の、お話で語りたいことが近づいていました、この病気を治すために僕は、僕の主治医殿、旧帝大の千葉大学病院の准教授、外科医と言う僕の人生で会ったことも当然お話した事もないすごい先生と、あくまでもお医者様と患者の関係ですが、会話をさせて頂けるわけです、今までに経験したことのない時間です。 そこで主治医の先生は、５から６先の会話が分かってしまうんです、これは凄いことです、僕が｢それで、。」と言った瞬間に僕の言う事もその後のいくつかの先生の回答とそれについての僕の反応等々が先の先までわかるようです、僕たちは、誰しも経験等で相手の反応を読もうとしますが、先生のそれは、根本的に違って決して相手の反応を読んでないんです、自然と先生の頭にスーと５から６先の情報が入っているようです。
まさに天才です、外科医です。僕が待合室から呼ばれて、ノックして、先生の前の丸椅子に座るまでの、この一分にも充たない間に、先生は、歩き方、顔色、息遣い、お腹の張り、声の調子（こんにちは）、白目の色、など全て確認して、僕の行動の５から６先まで、スーと頭の中に自然と情報を入れているから驚きです。頭脳明晰の極みです。さて、さようなら！
さて、千葉大病院に変わって、それから、のお話です：
２０１３年６月１９日
千葉大病院にて一通りの検査が終わり主治医のＨ先生から以下の話をお聞きしました。
① がんの進行状況： ステージX 封印
② 治療方法： 抗がん剤治療のみ（手術不可）
③ 治癒の可能性 封印
④ 余命 封印
⑤ 最初の抗がん剤 来週から２週間入院して腎臓が抗がん剤に対処できるか検査後投与。
⑥ 病名 胃がんを原発とし肝臓に多発性のがん
さて、人間たるものここで何を考えるでしょうか？ ：仕事のことか？（この頃、余命を宣告されたがん患者の官僚さんが抗がん剤を国会等で飲みながら法案を完成させてから、お亡くなりになった美談や、有名な脚本家が、胃がんになって余命を宣告されると生きてる間に何本の芝居を書けるか考え、実現させた話が新聞に載ってました）。家族のことか？、お金のことか？、親のことか？、死後の世界のことか？、はたまた何も考えないか？ 本当に人それぞれでしょう。 私のそれは、まず４９歳で膵臓がんでなくなった自分の父親のことを思い、｢俺もがんだよー。」と話しかけました。１５歳の時に父を亡くし、寂しく苦しい人生経験を持つ自分は、３人の息子たちには、決して同じ想いは、させないで生き抜くぞ！がんとの戦いに負けないぞ！と戦闘モードに入りました。
次に考えたのはがん等でお亡くなりになった芸能界の人々です：松田優作、石原裕次郎、成田三樹夫、小池朝雄、勝新太郎、若山富三郎、渥美きよし、先代貴乃花、鶴田浩二、特に優作のことは思いを巡らせました。入院など一度もなく、風邪以外の病気らしい病気をしたことのない僕だから、手の届かない芸能界の人々しか病気の手がかりがなくて、ワラをすくう気持ちで思ったんでしょう。
お話の角度を少し変えます： 僕は、英語を聞き会話をする力が弱いんです、しかし時代の波の中にいて、神奈川大学の給費制入試で合格し貿易学科を卒業してるだけで、海外事業が人手不足だからと云うだけで、英語力なんてたいして確認もせず中小の上場会社には今では考えられないくらい簡単に入れました。入社後、英語の勉強もしました、海外にも行きました、でも、世間知らずでワガママな僕は、３４歳の時に、脱サラしてファミリーマートをオープンさせます、楽しかったこと、簡単だったこと、お金は貯まるは、うまいもんに囲まれてるは、バイトは優秀だし言うこと無しでした。次に始めたのは、ラーメン花月（チェーン店のラーメン屋）です、ここで僕は厨房の仕事に目覚めてしまいました、今まで僕の人生で出会ったエリートでスーツ姿の男たちとは、１８０°違ったガテン系の厳しく無愛想ですごい調理技術を持った不器用な人達です。僕は、彼らに本当によく怒られました、何度も失敗しました、夏の暑さで厨房内は５０°以上になって店の裏で何度も星空を見ながらぶっ倒れてました、チーフは、青山の名店でフランス料理を学び、フランスに留学していた厳しい人でした、｢そんなことやってたらラーメン屋になっちゃうぞ！」が決まり文句でした。そして、オープンしたラーメン花月は繁盛し今でもやっているようです。その後更にラーメンの秘技を極めようと自ら一岡家を立ち上げます。
長々と簡単な僕の職歴等をお話した理由は、僕は、レールを外れてしまった人という事の確認なんです、だから結果として本当にいろいろな種類の人に出会うというメリットがありました。
やっとこの日記の、お話で語りたいことが近づいていました、この病気を治すために僕は、僕の主治医殿、旧帝大の千葉大学病院の准教授、外科医と言う僕の人生で会ったことも当然お話した事もないすごい先生と、あくまでもお医者様と患者の関係ですが、会話をさせて頂けるわけです、今までに経験したことのない時間です。 そこで主治医の先生は、５から６先の会話が分かってしまうんです、これは凄いことです、僕が｢それで、。」と言った瞬間に僕の言う事もその後のいくつかの先生の回答とそれについての僕の反応等々が先の先までわかるようです、僕たちは、誰しも経験等で相手の反応を読もうとしますが、先生のそれは、根本的に違って決して相手の反応を読んでないんです、自然と先生の頭にスーと５から６先の情報が入っているようです。
まさに天才です、外科医です。僕が待合室から呼ばれて、ノックして、先生の前の丸椅子に座るまでの、この一分にも充たない間に、先生は、歩き方、顔色、息遣い、お腹の張り、声の調子（こんにちは）、白目の色、など全て確認して、僕の行動の５から６先まで、スーと頭の中に自然と情報を入れているから驚きです。頭脳明晰の極みです。さて、さようなら！
