６月は水曜日が定休日で、火曜日はお昼の営業で終了いたします。

その他 題　：　手塚治虫　；家で少しでも時間があると気分転換に手塚治虫の漫画をまた読んでいる、まずは、火の鳥の《鳳凰編》を読む、確か１０代後半にはじめて読んで天地がひっくり返るくらい驚愕してから、１００回以上は読んでるだろう、ストリーの素晴らしさは言うまでもなく、一枚一枚に描かれている、絵のすばらしさ、映画的技法を駆使している心理描写、歴史的史実の虚実をうまく織り交ぜてながらも、あくまでも物語の本質は、人間の業を宗教的、哲学的に壮大に描写しています。かといって、せまい芸術作品を目指してるのではなく、あらゆる世代のひとに受け入れられるエンターテイメントを追求しているすばらしい作品です、火の鳥の思い出といえば、確か高校生のとき横浜駅西口の地下街を今は確かホテルリッチになっているほうに進んでいくと今のシネコンのようなものがあって、友達の宮入君と火の鳥《聡明編》の映画を実写で見たっけ、よく覚えているのは映画のラストシーンで俳優田中健が、深い深い洞窟の下から、地上の頂上に登るシーンです、手塚作品は、後世に大変な影響を与えたんで有名ですが、数年前に見た、バットマン《ライジング》で、これとまったく同じシーンがありました！！、余談ですが、ディズニーのライオンキングは、ジャングル大帝レオに由来して作られたんじゃないかと論争もありました！！　さて、火の鳥《鳳凰編》ですが、生まれた子供を山神様に父親が抱いてお礼を申し上げにに行く途中で、崖から落ちて、父親は死んでしまい、子供は片手と片目をなくし、母親は気がふれてしまうところから始まります、成年になった子供（我王）は、その醜いいでたちゆえに村中からいじめられます、そして生きるために、人を殺し、お金を盗み、盗賊となって行きます、社会を憎み、人を信じず、悪行を重ねて生きる’我王’に、唯一信じられる人が中盤に現れます，良弁僧正様です、彼は、我王の悪行を重ねないと生きてゆけない苦しみの根源を、仏教の輪廻を元に説明し、彼の才能（芸術家）を見出して人間とは何かという教えを説いていきます、そして’我王’は、良弁僧正を信じて、生活をともにしていきます、そんな時、ある村で、’我王’は、無実の罪で捕まってしまいます、我王は『良弁僧正は、自分が無実だと知っているから聞いてください！！』と助けを求めますが、なんと、良弁僧正は、『知らん！』と、我王を見捨てて、去ってしまうのです、その後、真犯人が見つかるまで、２年間の間、我王は、洞穴に閉じ込められ、拷問を受け続けます、そこで考え続けます、『なんで、良弁僧正は、俺を助けてくれないで、行ってしまったんだ』、無実が判明して幽閉から開放された我王は、平泉に良弁僧正に会いに出かけます、すでに即身仏になっていた良弁僧正の手紙で我王は、無実の罪を２年間も受けさせられた、訳をしります、『人の世は矛盾や不条理や悪病らの不平等に満ちている、しかし、その事に怒りをもって生きてはいけない、我王よ、お前には芸術家としての才能がある、人の世の不幸を受け入れて試練に耐えて生きてゆきなさい、そうすれば、お前は、誰にも盗まれない、お前だけの仏が心の中に生まれるだろう、人の世の不条理は、怒りをもって対峙するのでなく、受け入れるものだと、だからこの試練を受けさせたのだ。』こんな話です、そのほかに手塚作品で題名だけ紹介するのは、《雨降り小僧》《るんは風の中》《安達が原》《バンバイヤ》などをまわし読みしてます。これらの物語のすごさは、また後で書きます。

題　ボンゴレ　；　（３０年以上前に、まだ学生時代に文芸部にいて、いくつか書いたショートストーリを写します。）　：　『何か、食べに行くか？』　眠い目をこすりながら僕は、勉強している彼女に向かって言った。時計は、５時４分を指していた。『そうね、うん、でも、作ってもいいわよ。』彼女は、万年筆を置きゆっくりと言った、何もかもわかっているようだった。　僕は、駅前から２分ほど小道を２回曲がって、暗い路地入った所にある妙安亭という大衆中華料理屋で何か食べたかった。　そこは、少し寒い雨の日の昨日、ゼミの帰りに、駅前にあるドリアのおいしい喫茶店と、どちらに行くか迷った末に待つのはいやだから、という理由で、入って彼女とタンメンを食べたところだ、そういえば、ちょうど一週間前に、学食で暇をつぶしているときに、授業にはほとんど出てこないテニスばかりのサークルに入っている山田が、近くに住んでいて、バイトの帰りは、いつも妙案亭で、卵野菜炒めのライス大を食べているといっていたのを思い出していた。その事を、彼女に言うと、彼女も、『あそこの店は綺麗だし何を食べてもおいしいわね』と相槌をうった。僕は少し気を良くした。　づつきは次回アップします、おやすみなさい、ラーメンオオバカイチオカヤでした。