４月は、火曜日は半休で、水曜日は定休です。但し８日の火曜日は臨時に休日となります。

その他　題　新社会人おめでとう＆血族、山口瞳の思い出　：　この時期に思い出すのが、新社会人へのエール広告（サントリー）を毎年書いていた山口瞳さんだ。今日も（４月１日）山口瞳さん亡き後伊集院静氏が、先駈者になれのテーマで、『今日、君はどんな職場で目の前を見てるだろうか、仕事は辛いぞ、苦しいぞ、でも自分だけのために生きているのではないことがわかれば、必ず道は開く、力が、汗が必要だ、ともに汗を流そう、新しい道を作ろう、後から来る人の歌声が聞こえるまで、乾杯、、』と書かれている。桜の開花と入学、入社、やっぱり４月は一年の中でも特別だ。僕の若いころは山口瞳さんが、新社会人へのお祝い広告を以下のように書いていた、『諸君、一生懸命働きなさい、誠心誠意働き有能な社員になってください、有能な社員とは役に立つ社員のことです、役に立つ社員とは何か自分のものを持っている社員のことです、ミミッチイ考えを起こしなさんな、給料分だけ働こうだなんて薄汚い根性をお持ちになったらお終いだよ』とか、『まず、会社に入ったら、学校と違っていろいろな人間がいることを知っておいてください』とか、『まずは、酒を愉快に飲めと言いたい、愉快に飲むためには、他人に迷惑をかけてはいけない、迷惑をかけないためには、絶対に他人のことを口に出さないことだ』とか、『新入社員よ、ボヤキなさんなよ、ブウブウいうなよ、キミたちは新人なんだよ、一生懸命やれよ、勉強しなさいよ、勉強と言ってもいろんな勉強があるんだよ、それを知るのが勉強なんだ。』とか、『世の中には、一宿一飯の恩義と言うものがある、３年間は、黙って働け。』とか、『その仕事は卑しくないか、その仕事は、利己のみにならないか、より多くの人を豊かにできるか、ともに生きるためにあるか、仕事は長く厳しいが、いつか誇りと品格を得るときが必ず来る、笑ってうなずくときのために乾杯』てな感じである。さて、世の中は、不公平で、不平等で、不条理に満ちている、社会に出るとは、生き馬の目を抜くあるいは、穴の毛まで抜かれる、中で生きていくことである、そのことに気づいて、ぐれても長続きはしない、何の役にも立たない、温かさのある言葉や、音楽、絵画から力をもらって、なんども何度も負け続けて、そのつど立ち上がるしかない。その温かさが、山口瞳さんからは感じられるんだ。
いつか書くけど、僕の新入社員時代は、それはそれはひどいものだった、あんな思いは誰にもさせたくないと思っている。大ばかやろうの僕だけど、僕も、新入社員に向けて応援の言葉を書いてみた。以下です『新入社員の皆さん、僕の最初の上司は、難関大学出の少し窓際族のアル中の語学堪能の次長でした、その次長は、弱い立場の出入りの業者をいじめていじめ抜いて高笑いをしている一方で、上司には卑屈なまでにも低姿勢でした、毎日のように強い酒を大量に飲み、僕らに絡むのが日常でした。さらに猜疑心が強く仕事中も、支配願望の強い方でした、数年後僕は他の部署に移ったんですが、その次長は、役員に抜擢されて、以後１０年以上役員として安泰な会社人生を送られました、信じられないかもしれませんが、会社の中では、こんなエピソードははいて捨てるほどあります、そんな会社の中で、うまくやっていくのに大切なことを二つ書きます、一つ目は《能力で争わないこと！！》です、社内で出世したい、大きな仕事をしたい、楽しくやりたい、でも今はまだ能力がないから静かにして、従っていよう、いまにみてろよ！商品知識能力や、作業技術や語学能力で追いつき追い抜いてやるそして勝つぞ、のような考え方を、社会人の８割くらいの人が誤って持ってしまい、地獄の会社人生を送っている人を僕は何人も見ています、社会人になったらもちろん勉強や、経験で能力を高めなくてはいけないのは当たり前のことです、しかし、その能力を、同僚、上司、後輩と争ってはいけません、出世している人は、能力で争わない人です、会社とは、個人で勝つところではなくて、チーム力で勝つところです、自分より優れている相手の能力をほめて生かす人が勝つんです、だから、能力で争っている人は、能力のない人よりも、出世しませんし、嫌われます、会社と言うところは、意外と能力がなくて低学歴の人が出世しているのはこんな理由からなんです(能力で争いようがないからです）。二つ目は《社長になろう！！》と考えて行動してください、別に社長になれなくたって良いんです、ただ、どうしようか迷ったら、俺は社長になろうと思っている、それならどうする？と自問してください、結構正しい回答が得られます、給料分だけ働こうとか、ノンキャリヤだとか、もてようとか勝敗なんて考えないでください、新入社員の一日目それは、Oppotunity Knocks　です。山口瞳著《血族》については次回また書きます。おやすみなさい、ラーメンばかでした。