仏教を信仰する究極の目的は、輪廻からの脱却です。

輪廻を外側から眺める境地に立つことです。

法華経を信仰している人は、敢えて、このサハー世界に修行に来ている、と考えます。輪廻の定めではなくあくまで自分の意志で。無明（むみょう）な人を感化させるためにこの腐りきった世界にわざわざ来てあげました、と考えます。

よく人は、生まれ変わってもあなたに会いたい、だの生まれ変わったら王子さまになりたいだのすごく自分に都合よくもの事をみますが、輪廻転生っていうのは結局、死ぬ間際の阿鼻叫喚の恐怖からくる恍惚感を魔王に提供することの繰り返しなんですよ。魔王はそのためにわざわざ細菌集めて自分のコピー（人）作ったんですから。コピーを痛みつける良心の呵責なんてないですよ。人生の終わりで鬼滅の厭夢やら東京喰種の蒼井優さんみたいなのが待ってる感じ。養豚場の豚に生まれ変わる連続。

信仰のない人でも、少なくともそういうふうなこわい可能性があるのかもしれない、ってほんのちょっとでも考えてみてほしいんですよね。南無妙法蓮華経と唱えることに１ｍｍの努力もしないで死ぬって、私は考えただけでも空恐ろしい。どんなお咎めを受けるんだろう。厭夢とか喰種とか人が考えたものよりもっと恐ろしい目に遭うかもしれない。

「この身を法華経にかうるは、石を黄金（こがね）にかえ」

南無妙法蓮華経と唱えることで仏の境地を開いて無明を照らしましょう。