この世界（娑婆世界　サハー世界）は第六天の魔王が支配しています。普通の人は、第六天の魔王のメリットに適うことがその存在価値のすべてです。

第六天の魔王の別名は、他化自在天。他の人の快楽を自分の楽しみとして味わうことができます。その快楽の最も甘美で美味なものは、おいしいとか、気持ちいいとかではなく、死ぬ瞬間の恍惚感。死ぬ瞬間の究極の生。その点で、戦争はなくてはならないバリエーションの一つ。みんながみんな老衰で死んではもの足りない。だから人は、世の中がいくら成熟しようが、絶対に戦争しなければならない性分です。

ただ、それは魔王の支配ゆえの定めです。魔王の上に位置すればいいんです。その唯一の方法は法華経を信仰すること。

日本って、今まで他のどこの国かの植民地になったことってありますか。ヨーロッパの国でいくら強国だからといって、一度も有史以来国名が変わっていない国なんて一つもないし、アメリカだってイギリスの植民地がスタートです。日本だけ、何度も愚かなことをしたりピンチになりながらただの一度もそんな過去ない。それは法華経の信仰ゆえです。南無妙法蓮華経の音声（おんじょう）が響いているかぎり、我浄土不毀（がーじょうどーふーき）我が浄土はやぶれないんです。国も自分も。

法華経でいえば、第六天の魔王は諸天善神のひとつです。善なんです。支配どころか、守護してくれる神さま。

あなたが南無妙法蓮華経と毎日唱えていれば「四面の静謐（しめんのせいひつ、自分のまわりが静か、世界平和と考えていいです）」になるんですよ。国防って国単位のものではないんです。あなたの問題なんです。