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ギトンのあ-いえばこ-ゆ-記(旧)

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ここは、2015.3.10.までの過去日記倉庫です。

2015/02/05(木)
「花巻・盛岡紀行───岩手公園ふたたび」

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こんばんは。。。





盛岡城址(岩手公園)‥‥この写真は、賢治の下宿のほうから見上げてます↓



石垣がそそり立ってすごいですよね?

賢治が、この方向から眺める城跡を愛したのが、わかる気がします‥




「うちたゝむたそがれ雲のすきまよりのぞきいでたる天の一きれ」(歌稿A 511)

「雲みだれ薄明穹も落ちんとて毒ヶ森より奇しき聲あり」(歌稿A 512)


「毒ヶ森」は、紫波山塊の奥のほうにある山で、このあいだ盛岡城址から眺めた紫波山塊の写真を出しましたよね? ‥:http://kdiary1.fc2.com/cgi-bin/d.cgi/giton/?dt=20150120&rpos=2 http://kdiary1.fc2.com/img/g/giton/20150120/full.jpg


あの写真、撮した時は気がつかなかったんですけど、あとで写真をよく見たら、赤林山と南昌山の間に、毒ヶ森がちょっとだけ顔を出してました。。。 これ、見分けられる人は、このへんの山をよく知ってる人ですねw‥



そういうわけで、本丸から毒ヶ森が見えるのは、よく晴れた日で、しかも目のいい人でないと見分けられないでしょう。。。





しかし、↑この賢治サンの歌は‥ これも、「岩手公園」て題のついた2首のなかの2首ですからね。盛岡城跡の本丸で詠んだ歌なんですね。

でも、じっさいに毒ヶ森を見て詠んだとは思えないですね。。。。 たぶん、幻想的《心象》スケッチでしょう……



「奇しき」は、「あやしき」って読ませるのかな?

とにかくこういう怪奇が好きですよね。。。





ところで、毒ヶ森へは、行ったことありますか?‥盛岡に近い方は、ぜひ一度行かれてください。ただ‥車では行けません。最短の南昌山麓からでも数時間歩くでしょう。。。 それから‥頂上へ行くには、道がありません(笑)。藪を漕いで登ることになりますw


毒ヶ森は、近くまで行って見ると、とても端正な形をしています。釣り鐘を伏せた形の。どうして「毒ヶ森」なんて名前を付けられたんだか分かりません。

ちなみに、地元では「ぶすがもり」と読むそうです。意味は同じですね。ブスって、毒のことですよね?‥落語にブスって噺がありましたね。。。










次のも↓、岩手公園で詠んだ和歌には違いないんですが………





「黒みねを険しき雲の往くときはこゝろはやくもみねを越えつゝ」(歌稿A 654)

「黒みねを我がとびゆけば銀雲のひかりけはしく流れ寄るかな」(歌稿A 656)



↑これなんか、空を飛んでますものね。。。 空を飛びながら和歌を詠んだのは、宮沢賢治が史上初じゃないんですかねww ‥神代の昔から、空飛ぶ神さまはたくさんいたはずなのに、どうして、滑空中に和歌を詠まなかったんでしょうね???
























ばいみ〜 ミ
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