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bosatsuの日記

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2018/12/07(金)
「チベット僧侶たちの涙の訴え」

チベット僧侶たちが中国政府に対し、涙の訴えを行った。(書籍 「レイプ・オブ・チベット 中華的民族浄化作戦 西田蔵之助著」より引用

 2008年3月27日、チベットのラサにあるジョカン寺でチベット僧侶が海外から取材に来た記者たちに対し、涙の訴えを行った。

「共産党は人々を騙している!」
「政府はいつも嘘をついている。すべて嘘だ!」
「大勢が殺された!大勢が殺された!」
「党と軍隊がチベット人を1000人以上殺した。」
「1000人以上が捕まった。」
「寺院の中に用意された僧侶姿の人たちは僧侶もいる。俗人もいる。」
「我々は自由が欲しい。我々は平和が欲しい。」

彼らはまた、今回の抗議行動はダライ・ラマとは関係がないと訴え、「中国当局は我々にダライ・ラマをつぶさせようとしているが、間違っている。」と叫んだ。また、前日まで軍が制圧していたことも明らかにした。

 中国当局は慌てて僧侶たちと記者団を引き離した。しかし、映像は収録された後であり、世界中に配信された。
取材には中国国内のメディアも加わっていた。
国内でのニュースの扱いは極めて小さく、僧侶らの訴えには何も触れられていなかった。
直訴した僧侶らのその後は分からない。デモに参加しただけで何年も投獄される国である。悲観的に考えざるを得ない。
彼ら自身がそれを覚悟し、こう語っていた。
「あなたたち(記者達)が去った後、我々はおそらく(中国当局に)捕まるであろう。」

また、別のチベットのラプラン寺院でもチベット僧侶による訴えが起きた。

「独立を求めているのではない。人権を求めているだけだ。」
「我々には人権がない。」
「人権が欲しい。チベットに自由が欲しい。」
「中国の支配のもとで生きることに耐えられない。」
「チベットのあらゆる場所で弾圧が行われている。」

ある僧侶は記者に対し白いスカーフを捧げた。そして
「来てくれて、ありがとう」と言った。
その後、ラプラン寺でも多くの僧侶が(中国当局に)拘束されている。
2008年5月7日には、5000人とも言われる武装警察と公安部隊が寺を包囲し、約140人の僧侶を連れ去った。

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