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サーティーンの日記

2012/03/06(火)
「生活」

夕方からぶらぶらとスーパーに出る。
1日のやれることと言うのは限られていて、それを一気にやってしまうと後は考えるのは食事の事くらいだ。
そういう意味では人間にいつでも残されている最後の楽しみのようにも思えてくる。
曲を書きたかったがもう昨日の練習でしっかりいいものを作ってしまったし、同時にいくつも着手すると久々の大物を逃してしまうような気がして今日はギターを置いた。

人に会ったりも本当はしたいが自分の状況を考えるとどんな面をさげて人になど会えるのか。とひとしきり自信をなくしてまたいつもどおりツイッターなどで虚勢を張っては歪んだ自己を確認しなんとなく1日は過ぎてしまう。

大入りのパスタとなぜかいつも安い小松菜とえのきを買って、100円ショップをうろつく、なぜかカレー味の柿ピーとレコーダー用の電池を買う。

惣菜屋を横目で見る、大振りなコロッケを目にして祖母を思い出す。去年のこんな日ならきっと祖母にコロッケでも買って行ったろう。

去年倒れた祖母は一時期危篤状態にまでなったが持ち直し今は養護介護施設?のような場所でリハビリを受けている。リハビリと言っても出てこれる保障は何もない。
病院にいた頃はよく見舞いに行った。意識が戻りだした頃、流動食を不味そうにつまみながら「もっとおいしいものが食べたいねぇ」とつぶやいた顔を思い出した。実際にはあまり喋れていなかったわけでそう聴こえただけかもしれない。

訪問を拒むように辺境に建つ養護施設に尻ごみして最近はあまり顔も出せないが、少しは流動食よりおいしいものを食べているだろうか。

買い物といっても男の一人暮らし、ものの20分ですまして帰宅する。最近は音楽をかけるのを忘れてしまう。
フライパンに遠慮なくニンニクを入れる。予定がない事を意味している。
小松菜と塩コショウ、醤油、その他諸々でパスタ。パスタの味はほぼ塩の調節で決まる。

窓を見る。少し日が長くなっている。
早く何とかしなくては、、、焦るほどに何もできなくなる。

本当は何者にも何事にも追い立てられたくなどないのに

世界から自分の時間だけが切り離されてその場所で

私は急いで飯を食っている。

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