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サーティーンの日記

2011/11/07(月)
「暗黒から君へ」

終わりかける夏
俺は自室の窓も開けずに汗をかきかき辛ラーメンを食らっている

とはいえもう11月
エヴァンゲリオンの如く夏しか存在しないかのように日差しは強く
俺はかつて組んだバンドの事を思い出していた
名前は今組んでいるバンドサーティーンと同名だ
由来はいくつかあるので割愛
冴えない男3人で組んだ、解散間際に編成を4人にした
全員が神奈川の奥地に住んでおり車を持っていたドラムのPちゃんがいつも送り迎えしていた
ものすごく誤解を恐れて言えばディスメンバメントプランやDCハードコアの音楽性にはっぴーえんどとくるりの世界観をぶち込んだ事をやろうと模索しながら結果的に叫び暴れまわるだけという内容であったと思う

脱サラして世間を焼け撥に傍観していたクズ同然の演奏経験ゼロの俺と、関西からいい思い出がなくなんとなく東京に出てきたいっちゃんと、メロコアと小室ファミリーしか聴かないのにただ闇雲にバンドなら何でもいいか。という感じで入ったPちゃんで始めた冴えないこのバンドがすべての始まりだった

可能性を秘めてはいたはずだ。今でもいいバンドだったと言える。解散しなければ間違いなくかなり良くなっていたそれは今冷静に別のバンドで活動しているから言える
最後のライブを国分寺のモルガーナでやってメンバーとはいつの間にか疎遠になってしまった
音楽性は随分変わったけど僕らはこの頃からずっと夏の歌を歌っている

練習終わりの多摩川に訳もなくたむろする冴えないやつら、しかし他の二人は影のようになり靄がかかっている様子
まだ俺だけが夏が終わったなんて思えないんだ

いっちゃんがやめるときに形見(死んでないけど)でくれたジャガーは何人か前のギタリストが盗んでバックれてしまった、やたらとハウるギターだったな

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